拝啓、成長しないエンジニアたちへ

実力以上の過信はエンジニアの反抗期?

拝啓、成長しないエンジニアたちへ

拝啓、成長しないエンジニアたちへとは

IT社会の進化を担っているのは、紛れもなくITエンジニアです。成長するエンジニアと成長しないエンジニアには明確な差があります。今の時代に期待されているエンジニアの姿は、単なる技術者としてのエンジニアではありません。これからの時代にあるべき理想のエンジニア像と、エンジニアの成長の過程を紹介します。

企業側が感じるエンジニアの反抗期

「鏡よ、鏡」でお馴染みの女王様は、大変な美人であったのは事実でしょうが、白雪姫に劣ることを決して認めようとしません。このようなことは世の中にありふれているとも言えます。本人は自信満々で、言い分が通らなければ相手が悪いとばかりにあれこれ言い立てます。会社内でエンジニアがこのような自信過剰に陥った場合には、上司や同僚は頭の痛いことでしょう。本人が痛い目に会うまで放って置けば、会社の責任を問われる事態になりかねません。かといって、実際に世に出してみなければ、結果を明らかにすることが難しく、本人の自信過剰は更にヒートアップするかもしれません。企業にとってこのようなエンジニアは、まさに反抗期の子供を抱えているようなものなのです。

企業側が感じるエンジニアの反抗期

なぜ自信過剰に陥るのか

エンジニアが自信過剰に陥るのは、数年経験を積んで一通りの仕事内容を覚えて結果もついてくるようになり、仕事が面白くなってくる頃と重なっているようです。本人はノリにノッていて、少々の横槍にはへこたれません。それどころか新しい技術や知識を得意げに振り回し、周囲がちょっとでもリスクに目を向けさせようものなら、冒険精神はどこへいったのかと、逆に息巻かれてしまうでしょう。エンジニアの成長の一過程と考えて、ある程度のリスクも覚悟の上で機会を与えることは大切です。しかし同時に、誰のために何を目的に開発を行っているのかという根本に、繰り返し繰り返し本人の意識を引き戻す根気強さも重要です。

自信過剰がもたらす害悪

聞く耳を持たなくなった状態に対処する周囲の者にとっては、労多くして実り少なしの疲弊を実感することでしょう。しかし上司にはそれでも、本人の手綱を締める責任があります。会社は慈善事業を行っているわけでもなく、学校のような教育機関でもありません。エンジニアの失敗一つで取り返しの付かない信用失墜を招くこともあるのです。もっとも上司が会社とエンジニア双方の利益を心配しているにもかかわらず、上司個人の立場を心配しているが故の発言なのだと受け取られると、意気盛んな本人の反抗精神に火をつけてしまうかもしれません。従って助言する際には、よくよく言葉を選び自分の過去の経験や他のエンジニアの話などを参考に、どんな形で伝えるのが良いかを考える必要があるでしょう。自身のエンジニアライフと周囲の対応をよく振り返れば思い当たる節のあるエンジニアも少なくはないはずです。自信を持つのは悪いことではありませんが、自信過剰は考えものです。自信過剰は成長を阻害します。

個人の成長と会社の成長を両輪に

中途採用者を企業が増やしている背景には、人を育てる余裕がないという企業側の事情が挙げられます。しかし企業としても採用した以上、そのエンジニアには個人としての更なる成長を期待しつつ、共に会社を守り成長させてゆく意識を共有したいと願っていることでしょう。ここで個人の成長と会社の成長のいずれに価値を置くのか、といえば立場によって微妙な違いが生じるかもしれませんが、会社無くして個人無しという関係をエンジニア側も認識しておくべきでしょう。謙虚さこそが成長を促すタイミングもあるものです。

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