エンジニアとして成長できる視点とは

作業者ではなく、真のエンジニアとなるために

まず、俯瞰する癖をつけることです。お客様の要望を、そのまま受け止めてはいけません。お客様の要望は必ずしもお客様の満足に繋がるとは限りません。お客が本当に求めている「満足」を技術の力で実現するためには、言葉の奥にある本意をくみとる必要があります。お客様の要望をくみ取り、それにエンジニアの知識を付け加えることで、よりよいソリューションを提供できてこそ、デキるエンジニアです。「言われた通りに作りました」では、ただの作業者です。ユーザーの本心に寄り添ってこそ、エンジニアの技術が生きるのです。

あらゆるものを疑う視点

また、設計書やマニュアルなども端から盲信してはいけません。マニュアル類を盲信してプロジェクトを進めていった場合、どうにも原因が分からないエラーが出るというのはよくあることです。プロジェクトをデッドロックさせてしまう要因にもなりえます。ここで重要となるポイントは、「人が作ったものには必ず何か間違いがある」と疑う視点を持つということです。

狭い世界で満足してはいけない

特に日本のエンジニアに必要となるのがこの視点です。エンジニアは色々な場面で活躍しますが、同業他社が少ない地域や分野では、現状に満足して新しいことにトライしないという、怠惰な現場になりがちです。仕事が安定して供給されているうちはそれでも何とかなるかもしれません。しかし、外資や他企業の新規参入などを機に、たちまち均衡が崩れ、あっという間に置いていかれてしまうというリスクを抱えていることを忘れてはなりません。IT産業のグローバル化は日に日に進められている中、いつまでも日本語という言語環境に守られた保守的なエンジニアでいても良いことはないでしょう。
これをもっと身近な話に置き換えれば、プロジェクト毎に同じ試みしかしないチームに進歩はありません。エンジニアの世界は常に新しい技術の摂取とその応用で切磋琢磨しあうものであり、現在地点に踏みとどまってはいけないのです。そのため個人も色々な情報の摂取に勤め、新しい技術や言葉を学ぶことが重要です。その姿勢によって自分の能力を向上させることが出来るとともに、会社にも貢献できるエンジニアとなるのです。日本のエンジニアはキャッチアップは上手いのですが、それ以後が続かないというケースが多く、今まさにそういった現状を打破するエンジニアが求められています。エンジニアとしての責務を正しく自覚し、狭い世界で満足せずにより新しいことにトライする気概を持つことです。

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